プラスチックのバリ取り加工とは、切削加工や穴あけ加工、切断加工の際に発生する**不要な突起(バリ)**を除去し、部品の安全性・機能性・外観品質を整える仕上げ工程です。バリは見た目だけでなく、組立不良、寸法誤差、ケガや破損の原因になることもあります。そのため、バリ取りは製品品質を左右する重要な最終工程といえます。
プラスチックバリ取り加工の特長
- 安全性・信頼性の向上
- 鋭利なバリを除去することで、組立作業時や使用時の安全性を高めます。
- 組立精度・機能性の確保
バリが残ることで発生するガタつきや干渉を防ぎ、設計通りの機能を発揮できる部品に仕上げます。 - 外観品質の向上
特に外観部品や透明樹脂では、わずかなバリや白化が品質印象を大きく左右します。
プラスチックバリ取り加工の方法
用途や部品形状に応じて、最適な方法を選定します。
- 手作業によるバリ取り:細部や精度が求められる部品に対応
- 面取り加工:穴まわりや角部の仕上げ
- 工具仕上げ:均一性が求められる部分の処理
- 軽研磨:外観品質を重視する部品向け
※過剰な処理は寸法変化につながるため、必要最小限で行います。
バリ取り加工で重視するポイント
- 素材特性への配慮
プラスチックは素材によって、欠けやすさ、白化の起きやすさが異なります。素材に合わせた処理が不可欠です。 - 寸法・形状の維持
バリを取りすぎると、寸法やエッジ形状が変化してしまいます。設計意図を損なわない範囲で仕上げます。 - 外観と機能のバランス
- 外観重視か、機能重視かによって、最適な仕上げ方法は変わります。用途に応じた仕上げを行います。
対応可能な主な樹脂材料
- POM(ジュラコン)
- MCナイロン
- アクリル
- PC(ポリカーボネート)
- PVC・PP・PE など
主な用途・加工例
- 穴あけ加工後の縁処理
- 切削部品の角部仕上げ
- 組立部品の安全対策
- 外観部品の最終仕上げ
- 試作・治具部品の品質調整
まとめ
プラスチックのバリ取り加工は、部品の完成度を左右する重要な仕上げ工程です。切断・切削・接着・曲げなど、
すべての加工工程を活かすために、用途に応じた適切なバリ取りを行います。仕上げ品質に関するご要望やお悩みも、お気軽にご相談ください。